マスク氏の「Grok」:1.5兆のパラメータとカーソルコードの統合――ゲームチェンジャーか、それともブラフか?
イーロン・マスクがついに動き出した。
AI開発競争において、OpenAIとAnthropicは加速している一方、xAIは出遅れているようだ。マスクはたびたび「Claude」に対抗する意向を表明してきたが、Grok4.Xシリーズへの度重なるアップデートにもかかわらず、結果は理論上は良好に見えても実用面では不十分であり、その差はほとんど縮まっていない。
しかし、今回、彼には新たな切り札がある。

マスクはX(旧Twitter)上で、Grokの新バージョンが間もなく登場することを明らかにした。 このベースモデルの第9世代となるバージョンの内部コードネームは「Complete」で、最大1.5兆のパラメータを誇り、3~4週間以内に正式リリースされる予定だ。彼はこのアップデートを「バガー(大当たり)」と呼び、強い自信を示した。しかし、現時点ではベンチマークデータがないため、実際のパフォーマンスはリリース後でなければ分からない。
特に注目すべきは、そのトレーニングの「レシピ」だ。マスク氏は以前、既存のGrok 4.3にはデータ不足の問題があることを認めており、新バージョンではこれらの課題を解決するため、Cursorのコードデータを大量に取り込む特別な補足トレーニング段階を経る予定だ。 堅固な知識ベースが確立された後、教師あり微調整(SFT)と強化学習(RL)の反復サイクルを通じて、さらに洗練されていくことになる。
ここで重要なキーワードとなるのが「Cursor」だ。つい先日、マスク氏はこの人気コーディングツールと協力協定を結び、計算リソースを提供したほか、約200億ドルでの買収の可能性も報じられている。 これは双方にとってメリットのある関係だ。xAIは膨大な量の高品質なコードデータへのアクセス権を獲得し、Cursorは強力な計算能力の支援を受ける——まさに典型的な相補的なパートナーシップである。
果たして本当にClaudeに追いつけるかどうかは、まだ未知数だ。しかし少なくとも今回、マスクが提示したのは単なるスローガン以上のものだった。
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